足の静脈が浮き出て目立つものを静脈瘤といいます。
静脈瘤ができる原因や、静脈瘤の症状について詳しくご説明いたします。

下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤は、ふくらはぎや膝の裏側に、蛇のように曲がりくねった静脈が浮いていること、瘤(こぶ)のようにふくらんだ状態のことです。
足から上半身に向かう静脈内の血液が、逆流しないようにするのが静脈弁です。これが必要以上に開くなど、弁が壊れた状態となり、血液が逆流すると、足の静脈の血管内に血液が溜まり、静脈の血管がコブ状に膨らんでしまう病気です。

症 状

・血管がボコボコ怒張している
・血管がくもの巣状・網目状に浮きでている
・足がだるい・重い・疲れやすい ・足が張る・むくみがある
・足を頻繁につる  ・皮膚の萎縮(てかてかする)
・湿疹  ・かゆみ  
・色素沈着(皮膚の一部が茶褐色や黒褐色になる)


症状から見る下肢静脈瘤チェック

自分の足をよく観察し、以下の項目をチェックしてみましょう。
いくつかあてはまる項目があったら下肢静脈瘤かもしれません。
■ 足が重い、だるい■ 特に夕方になると、足に疲れが溜まってる
■ 足がよくつる■ 足に腫れやむくみがある
■ 足にかゆみ、湿疹がある■  足が黒や茶色っぽく変色している所がある
■ 足が熱っぽい■ 足の皮膚が硬くなっているところがある
■ ふくらはぎや太ももの血管がボコボコ浮き出ている■ 細かい血管がくもの巣のように浮き出て見える
■ 親族に下肢静脈瘤の人がいる*もっと細かくチェックしたい場合はこちら(準備中)
☆その他にも、リンパ浮腫の診察も行っております

リンパ節の切除や、放射線治療などでリンパ液の流れが悪くなると生じる、腕や足のむくみのことです。

 

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治療法

1・圧迫療法

<弾性ストッキング>
静脈の還流が促進され、下肢の血液が正常化します。あくまでも、予防や進行を抑えるのが目的です。
日常生活の中で圧迫治療を行うことで静脈の拡張が抑えられ、余分な血液の貯留は減り、足にかかる負担や症状を軽減させます。

2・手術療法

静脈の弁が壊れて血流の悪い血管を、手術で摘出します。
「静脈瘤抜去術(ストリッピング)」は血液を逆流させている血管内にワイヤーを通し、太ももやふくらはぎの血管を抜き取ります。大きな静脈瘤も確実に治療し、さらに小さな切開をして残っている静脈瘤も切除します。原則として、全身麻酔もしくは腰椎麻酔を使用します。
入院期間は4日前後、軽傷例では局所麻酔で日帰り手術をする場合もあります。

3・硬化療法

硬化剤を静脈内に注入して静脈を詰めてしまいます。詰まった血管は数ヶ月かかって退化し、やがてほとんど分からなくなります。問題のあった静脈がつぶれることで血液が溜まらなくなり静脈瘤が消失します。外来で1日帰り治療が可能です。